INPUT

「寂しさ」との対話

寂しさや孤独感は、自分以外の誰かとの関係、例えば、彼氏が構ってくれないだとか、奥さんが話を聞いてくれないだとか、仲間外れにされたとか、そんな時に感じたりするので、一見他人との関係によってもたらされると考えがちだ。しかし実際はそうではない。寂しさや孤独感は、自分の本音を自分自身が無視してしまっているから沸き起こる感情だったりする。

 

自分自身の本音を閉じ込めてしまうものは何か。それは「こうあるべき」という思い込みや「状況的に仕方がない」という思考が、本当の本音を押し込めてしまっている。例えば、今日のランチで何を食べるかという時に、あなたの思考は以下のような思考のフィルターが発動してはいないだろうか。

 

「給料日前だし、節約するか」

「時間がないから、コンビニにするか」

「みんなが中華って言ってるから」

 

本当は〇〇が食べたいんだけど、××だからこうしようという思考が当たり前になっています。「給料日前だし、節約するか」の前提には、本当は◯◯が食べたいけどという前提があるし、「時間がないからコンビニにしよう」では、時間があれば本当は〇〇食べたいけどという思いがある。「みんなが中華と言ってるから」は、私は〇〇が食べたいけどという前提が隠れている。

 

ランチに限らず、仕事後の時間の使い方や休日の過ごし方、買い物の仕方やパートナーとの関係などでも、あらゆるところで、自分の本音を思考のフィルターが邪魔していたりする。思っている以上に私たちは本音を押さえ込んで生きている。

普段、ふと寂しさを感じることがある。そんなことを思い出し、この記事が目に止まったわけであるが、決してそれだけに通じることではないと考える。SNSを中心に巻き起こる誹謗中傷も、ある意味で自分との対話が出来ていないからなのかもしれない。自分の本音を聞かず、そして相手がどう感じるかも考えることなく、周りが叩いてるから私も叩こう。そんな思考が無意識のうちに働いてしまっているのではないか。そう考えると、自分との対話・コミュニケーションは、孤独や寂しさを感じないための手段に限らず、様々な背景を持つ人々が存在する社会において、誰一人取り残さず共存していくための第一歩になり得るのではないだろうか。

古澤慎之介

プロデューサー・編集長

ULL編集長、マーケティングのノウハウと、エネルギーマネジメントを武器に、組織課題の発見と解決プランの策定、さらには実行する際のチームビルドと人材育成までを支援。
“日本にもっと「イイ顔」している人を増やしたい“という想いのもと、広告会社、エンタテインメント会社での経験を経てマーケティングディレクターとして独立。マーケティング課題の発見と、ソリューションの提案だけでなく、実行できるようメンバーの育成、チームビルディングまで行う。自身の実践的な体験からエネルギーマネジメントという独自の人材育成の理論とコーチングの手法で、人のポテンシャルを最大化し組織の本当の力を引き出す。

[参照サイト]
自己対話のススメ:自分の本音を自分が無視しているから「寂しさ」がやってくる。

SHARE

  • Twitterでシェアする

  • Facebookでシェアする

OTHER INPUT

BACK TO INPUT INDEX

Discordで随時、
公開編集会議を行っています。

*上質なコミュニティにするためフォームへのご回答をお願いしております。