話し合いの土壌をつくるルール
ディスカッションの場において、”グラウンド・ルール” が設けられることがしばしばある。
記事中で「話し合いをスムーズに進めるために参加者全員が念頭においておく約束事、話し合いの基本ルール」と表現されているように、このルールは「より良い話し合い」のための決まりごとであり、良い効果をもたらすためのものである。参加者それぞれが、良い話し合いのために意識するポイントが統一されるところが、グラウンド・ルールを設ける利点である。
話し合いの規模感やシチュエーションによって、どのようなグラウンド・ルールを設けるのが適切かは異なってくる。司会やファシリテーターが用意されているような話し合いの場においては、既に主催者側でグラウンド・ルールが定められていることもあるだろう。
では実際にどんなグラウンド・ルールがあれば話しやすくなったり、活発な話し合いが生まれるのだろうか。よい話し合いを考える上で、その土壌を支えているルールにも目を向けてみたいものだ。