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テレワーク下での雑談

新型コロナウイルス感染症の拡大によって、私たちの生活は大きく変わった。
特に働き方は、大きく変わったのではないだろうか。

在宅勤務やテレワークといった働き方が3蜜対策の一環として政府からが要請され、多くの企業で導入が進んだ。

在宅勤務やテレワークは、通勤時間の節約やワークライフバランスの改善など多くのメリットがある一方で、以下のような問題点も指摘されている。

スコラ・コンサルタントが実施した、「テレワーク下の雑談」に関する実態調査によると、

テレワーク下では雑談がかなり減っていることが判明した。「在宅のテレワークで、あなたは職場のメンバーと『雑談』をしましたか?」との質問には、約半数がテレワーク下で雑談をしていないと答えた。

続いて「出社時と比較して、職場のメンバーとの雑談機会は減りましたか?」との質問には雑談の機会が減っていると感じている人は8割以上に上った。

雑談が減ることによる心理的な面では、不安が高まることがわかった。「仕事をするうえで『雑談』ができなくて困ることはありますか?」との質問に、約75%の人が何らかの部分で困ると回答した。

「相手の考え方や状況が見えないため、相談や業務を依頼するタイミングがつかめない」といった声や「対面でのコミュニケーションに比べ、オンラインツールや電話だと、ちょっとした確認や非公式での意見交換がしにくい」という意見が多くみられた。

その他にも、「新しいアイデアの創出、発想の転換が出来ない」、「自ずと出来る情報共有が出来ず効率的にならない」、「業務上必要なこと以外話しさない、報告系のみで心が通じ合う感じが生まれない」などの回答が寄せられた。

職場での「雑談」というコミュニケーションが仕事のみならず、人々の心理面に大きな影響を与えている。

テレワークでの働き方が進み、Zoomなどのオンラインツールの活用が一般化した今、オンラインでの「雑談」の仕方について考えていく必要があるのではないだろうか。

[参照サイト]
75%が「仕事をするうえで”雑談”ができなくて困ることがある」──テレワーク下の雑談に関する調査

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