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コミュ力なんていらない

普段、「コミュニケーション能力」という言葉をよく耳にし、実際にコミュ力が高い人は沢山いる。以前「コミュ力ってなんだろう」というINPUT記事で、コミュ力という言葉の由来や定義について触れられていたが、そもそもコミュ力がなければ、よい仕事や話し合いは出来ないのだろうか。そんな疑問を持っていたところ、今回の記事が目に留まった。

前提として筆者は次のように語る。

 

多くの人は「コミュ力がないと仕事ができない」と誤解しています。しかし、これは断言しますが、コミュ力なんてなくても仕事で成果を出すことはできるし、楽しく人生を過ごすことはできます。

仕事=「コミュ力」が高くないとダメ
営業=トークができないとダメ
人間関係=相手の気持ちがわからないとダメ

こうした考えが蔓延してしまうのは、ちまたに存在するコミュニケーションにまつわる言説に原因があるのかもしれません。アルバイトでも就活でも「コミュニケーション力の高い人材」が求められ続けていますから。

「コミュ力」という解像度の低い言葉でとらえるのではなく、要素を分解して考えることが大切です。

●種類:目的完遂型/関係構築型
●手法:話す/聞く
●対応:察する/空気に合わせられる/仲良くなる
●人数:対/グループ/大人数
●ツール:対面(リアル)/非対面(オンライン、チャット)

コミュニケーションには、①相手の言うことを理解し、かつ自分の言いたいことを伝えるための「目的完遂型」と、②相手と仲よくなったり、初対面でもその場をとり持たせたりするための「関係構築型」の2つがあります。さらに、この2種類のなかで、対面と非対面、音声とテキスト、対と複数などのパターンに分けられ、それによって得意か不得意かが分かれていきます。
(中略)
だからこそ、大事なのは「コミュ力」が高いか低いかではなく、自分が得意なパターンでコミュニケーションが取れているかどうか。そして、できるだけ苦手なパターンを避ける、もしくはなんとかごまかせる技術(ちょっとしたコツです)を身につけることです。

最後に筆者はこう締めくくります。

「自分にはコミュ力がない」と悩む人が多い背景には、「人間関係が構築できてはじめて仕事が成立する」という考えがあり、それに囚とらわれているからかもしれません。しかし私は、これは因果関係が逆だと思っています。

「人間関係ができたから、仕事も一緒にできる」のではなく、「一度仕事をして、それがきちんと成立したから、人間関係が構築できる」のが正しい順序です。

今までいろんな場面でコミュニケーションをとる中で、コミュ力の要素を分解し、得意不得意を明らかにするということを意識的にしたことがないという人もいらっしゃるのではないだろうか。さらに、末尾の「一度仕事をして、それがきちんと成立したから、人間関係が構築できる」という考え方は、コミュ力に苦手意識を持っている人にとって、少し気持ちを楽にして今後の仕事や話し合いに臨むことが出来る1つの考え方なのかもしれない。

 

[参照サイト]

Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン) |「コミュ力」がなくても、仕事で確実に成果を出す方法

石倉秀明

株式会社キャスター取締役COO/株式会社bosyu 代表取締役社長

リクルートHRマーケティングでHR領域の営業、営業企画、事業企画、マネジメントなどを 経験したのち、リブセンスでは主力事業ジョブセンス(現マッハバイト)のマネージャーとして史上最年少のマザーズ上場に貢献。 その後DeNAではEC事業本部の営業責任者、新規事業、採用責任者などを歴任。 2016年3月に株式会社働き方ファーム設立し代表に就任(現職)し、スタートアップを中心 とした企業の新規事業、採用支援などを行う。 2016年10月より株式会社キャスター取締役COOとして活動する傍ら、働き方や個人のキャリア、仕事術、会社組織、リモートワークなどをテーマに記事の執筆やセミナー講師を務める。現在は、ニュースのコメンテーターとしても活躍中。

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