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死について話すということ

「人生会議」という言葉をご存知だろうか。

人生会議とは、ACP(アドバンス・ケア・プランニング)の愛称で、自分の望む終末期や医療ケアについて周囲の信頼する人たち(医者や家族)と話し合い、共有しておくプロセスのことを表している。

 

厚労省が行った市民に対する意識調査では、人生の最終段階における医療・療養に関して家族等や医療介護関係者と話し合うことについて、「賛成である」人が6割以上いるのに対し、「実際に話し合っている」人は約4割に留まっている。話し合いの重要性には多くの方が理解し賛成しているが、実際に行動に移す方はまだまだ少ないのが現状である。

 

未来ある若者にとっては、「死」は身近に感じにくく、ネガティヴなイメージもある。しかし、自分自身が主人公となり、人生の最後の話し合いのテーマは「死」についてではないだろうか。

 

終活や人生会議を始める時期に早すぎるという考えはない。

広い意味では年齢に関係なくいつからでも始めて良いと思います。少なくとも「自分には関係ない」と思わないことも第一歩でしょう。

人生会議を行う際の注意点としては以下のようなことがある。

「会議」といっても形式ばる必要はありません。まずは自分自身で考えたことを自分に関わる周りの方と話して、共有する。1対1の対話から始めても良いんです。家族と話したことを主治医やケアチームと共有するなど、1回ですべてを済ませようと思わないで、必要に応じて何度も話していきましょう。ただ、「いざという時にも役立つように」ということからも、自分がわかっていれば良いのではなく、大事な場面で自分らしさが尊重され、周りが混乱しないように備えていくことが大切です。

・・・(中略)・・・

日頃から自分と家族で話をして、もっと知りたいことや答えが出ないようなことは、近くにいる医療や介護の専門家を交えましょう。

・・・(中略)・・・

そしてこういう過程が、「自分らしさ」や「大切な人への思い」を生き方に反映させられるチャンスにもなるのではないかと思います。

生と死は常に隣り合わせであり、私たちにもいつ「その時」が来るのかはわからない。今日友達と話した言葉が最後の言葉になるかもしれない。そうして死を意識することで人にやさしくできたり、自分の生き方に納得や責任を持てるのかもしれない。新型コロナウイルス感染症の蔓延は、世界中の人々の日常を失いこれまでの当たり前の脆さを明らかにした。そんな時だから、自分の最期や、いざという時の希望について考え、大切な誰かと共有してみてはいかがだろうか。

 

[参照サイト]

「人生会議」始めませんか? いつか訪れるかもしれない”もしも”のために/マイナビニュース

ゼロからはじめる人生会議/ACP人生会議

「終活」とは何かを知ったら、今を生きる活力が湧いてきた/マイナビウエディング

 

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