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ラジオに学ぶ「寄り添い型」コミュニケーション

近年、ラジオを聴く人が増えているという。昨年から今年にかけてコロナ禍で自宅にいる時間やひとりで過ごす時間が増えたこと、またスマートフォンやパソコンからも気軽にラジオを利用できるようになった便利さも影響して、若い世代にもリスナーを増やしているようだ。私も就職を機に、職場で流れているラジオを聴くようになり、ひとりで過ごす時にはラジオを聴く習慣がついた。私を含め、現代人がなぜいま改めてラジオを求めるのか、ラジオに何を求めるのか、考えてみたいと思った。

世の中にたくさんのコミュニケーションツールがありますが、その中でもラジオは特別な感じがします。パーソナリティーの世界に惹きこまれ、こういう人が世の中にいることに実感し、手紙を出したい気持ちになり、曲の良さが伝わる。一つの受動態としてのエンターテインメント性がある媒体だと思います。

ラジオは双方向のコミュニケーションメディアではないのに、双方向に思えてくるので昔から不思議に感じています。

引用:【開催報告】「社会のつながり方はどう変わっていくか」(酒田市産業振興まちづくりセンター サンロク)

「ラジオというメディアは『いつも通り』というところが、巣ごもり中のリスナーの皆さまの心強い相棒となれたのでは」 ニッポン放送檜原麻希社長が13日の定例会見(オンライン)で語った言葉です。

(中略)

テレビが非日常の光景で落ち着かない中、リモートでも遜色なく「いつも通り」を実現できるラジオは、タレントにとっても頼もしい場です。発信の拠点として、ファンとの接点として、売れているタレントほどラジオを手放さないもの。多くが生放送という環境で、音だけを頼りにパーソナリティーとリスナーが1対1でつながっているようなアナログ感覚も今の時代に効きそうで、「心強い相棒」という檜原氏の発言にいろいろ納得できるのです。

引用:コロナ禍でリスナー増「いつも通り」のラジオの魅力(ニッカンスポーツ・コム/芸能記者コラム「梅ちゃんねる」)

▼ラジオの魅力は「や・ゆ・よ」だという。「優しく、緩やかで、寄り添う、やゆよのメディア」と同志社女子大の影山貴彦教授(メディア論)。聴く人に語り掛けるラジオのスタイルは「癒やしにつながる」とも

引用:ラジオを聴く人が増えた。新型コロナ禍による在宅時間増が…(西日本新聞)

直接会話をしているわけでも、常に双方向でやりとりできるわけでもないのに、ラジオを聴いているとそこに人がいて、コミュニケーションを楽しんでいるような気持ちになる。必ずしも対面でなくても、相手が見えなくても、相手のことを知らなくても、言葉を受け取り自身が何かを感じることで、コミュニケーションは成り立っているのかもしれない。コミュニケーションは「会話」に限定されないのだと感じさせられた。

 

最近では、視聴者参加型のラジオ番組も多くなっている(放送中の電話参加や、番組Twitterへのコメントがリアルタイムで読み上げられたりする等)。形式上「一方的な発信」であったラジオ放送が、今まで以上に視聴者の声に反応し、本当の意味でコミュニケーションツールの1つとなってきているのも、また面白い。

 

そして、ラジオパーソナリティーが視聴者に寄り添い、語りかけている「や・ゆ・よ」の姿勢こそ、日常のやりとりでも取り入れたい手法だと思う。

[参照サイト]

【開催報告】「社会のつながり方はどう変わっていくか」(酒田市産業振興まちづくりセンター サンロク)

コロナ禍でリスナー増「いつも通り」のラジオの魅力(ニッカンスポーツ・コム/芸能記者コラム「梅ちゃんねる」)

ラジオを聴く人が増えた。新型コロナ禍による在宅時間増が…(西日本新聞)

 

 

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